あなたは臨床推論をご存知ですか?
ご存知の方もまだだよ!って方も勉強と思って聞いてもらえたら嬉しいです。
医療者として必須のスキルになりますので是非是非出来るようになりましょう!
では早速臨床推論をひとつずつ紐解いていきましょう!
臨床推論とは??
患者さんの話や症状、検査結果などの情報をもとに『この人は何の病気か?』を推測していく、医師の考え方のプロセスになります。
たとえば、、、、、
患者さんが「お腹が痛い」と病院に来たとします。
1、情報を集める
いつから?どこが痛い?食欲は?熱は?など聞いたり、診察したり。
2、考えられる病気をリストアップする(鑑別診断)
食中毒?胃炎?盲腸?胆石?
3、検査をする・さらに質問する
血液検査、エコー、もっと詳しく聞く
4、情報を統合して最も可能性の高い病気を絞り込む
「これは盲腸だ」と判断する
5、治療に繋げる
手術や抗生物質など適切な治療をする
なぜ大事か??
1、病気は見ただけではわからないことが多い
2、似たような症状でも全く違う病気のことがある
3、患者さんの命に関わる判断を、出来るだけ正確に行う必要がある
つまり、、、
「情報を集めて考えて、正しい診断に近づいていく頭の使い方」
これが臨床推論です。

わかりやすく定義を伝えましたが、わかりましたか?
これは医師が判断することですので、私たちセラピストはまずは医師の判断が必要かどうかを判断できなければなりません。
その為に色々な病気の予備知識が必要ですし、レッドフラッグなどの判断もできなければなりません。
臨床推論は私たちセラピストにも必要な能力です。
どれだけ勉強しても、確実に良くなるなんて事はなく施術してなぜ治らなかったのか?なぜ治ったのか?をしっかり検証して次に活かしていく。
それをなん度も繰り返すことが、しっかり治せる施術者になれると考えます。
しかし、検証をする為には知識が必要不可欠です。
疾患についてしっかりと勉強しましょう!!
一つ一つ積み重ねることが、途方もない道へ続く唯一の方法である。
某有名な方の言葉です。
一つずつ勉強しましょう!!
ps
次回はレッドフラッグについて書きますね